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学習障害の子どもが自信を取り戻すステップ

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■ 発達障害、特に学習障害(LD)を抱える児童の中には、強いプライドが心理的な壁となり、学習意欲の低下や初めから諦めてしまう姿が見られるケースが少なくありません。テストでは周囲の期待や自身の理想から「完璧にこなしたい」という高い目標を掲げる一方、そのプライドの高さゆえに「達成できないかもしれない」という失敗への恐怖を強く抱いてしまうのです。

■ この葛藤は挑戦前の意欲を奪う原因となります。失敗を避けるための課題放棄は、一見やる気がないように映りますが、本質は傷つきやすい自尊心を守る防衛反応です。この状態が続くと学習意欲の減退に留まらず、不登校や抑うつ等の「二次的障害」へと発展するリスクが極めて高くなります。

■ そのため、学習支援では児童の特性を多角的に把握する「アセスメント」が不可欠です。認知の特性や読み書きの困難度を正確に評価して躓きの原因を特定し、負担の少ないスモールステップでの課題設定や、視覚的・触覚的なアプローチを取り入れた個別の学習指導を構築します。

■ 適切な支援で「できた」という成功体験を積み重ねることで、児童たちの「自己効力感」は着実に育まれます。自己効力感が高まれば、高すぎるプライドに縛られることなく、失敗を恐れずに課題へ立ち向かう心理的柔軟性が養われていきます。

■ 支援の最終目標は、児童たちが自身の特性を理解し、自ら適切な方法を選択して目標を達成できるよう導くことです。特性に寄り添った専門的介入により、二次的障害を未然に防ぎ、自立的な学習と自己実現を果たすための基盤を強固に支援していきます。