■ 『ご褒美』という決まりを作って子育てをしているご家庭は多いと思います。そのご褒美の与え方について、適切な考え方、且つ有効な方法をお伝えします。
■ 『トークンエコノミー法』という方法を聞いたことがあるでしょうか?これは行動療法の一種で、望ましい行動を促進するために、シールやスタンプ、コインなどの形で与え、一定量を集めると、子どもが喜ぶ報酬(お菓子やおもちゃなど)と交換できる仕組みです。特に幼児や発達障害を持つ子どもには効果があるとされていますがいくつか注意が必要です。この方法は、行動の明確な強化や、子どもが達成感を感じやすい点がメリットです。しかし、一方で報酬がないと行動が続かなくなるリスク(アンダーマイニング効果)もあるため、内発的動機づけを育てる工夫が必要となります。つまり、ご褒美が目的になりすぎると、せっかく行っている適切な行動そのものの価値を感じにくくなる可能性があるということです。行動の楽しさや達成感を強調し、内発的動機付けを育むことを忘れてはいけません。
■ ルールを明確にし一貫性を保つことや、結果だけでなく、プロセスやその努力を評価することは、行動そのものを認め強化することにつながります。これが更に重要ですが、トークンのルールやご褒美については、大人が勝手に決めるのではなく、子どもと一緒に設定することで、やらされてる感を減らし、自主性も育てることができます。
■ 損得勘定は、適切に使えば本人の理解を助ける有効な手段となり得ます。ただし、その子の特性や感情に配慮しながら、長期的な成長を見据えたアプローチを心がけることが大切です。







