■ 宿題の量は必ずしも学力に比例しません。過剰な宿題は子どものワーキングメモリを消耗し、意欲を低下させる危険があります。特に小学生では宿題の量と学力の相関は薄く、いやいや取り組むことで「学ぶ楽しさ」を失うこともあります。大切なのは量ではなく、学びを生活の一部として習慣化することです。その習慣が、基礎学力の向上につながります。
■ 重要なことは「宿題」と「勉強」の違いです。宿題は学校から与えられた課題をこなす行為であり、外発的な動機づけによるものです。一方勉強は子ども自身の好奇心や探求心に基づく学びであり、内発的な動機づけによって成り立ちます。つまり宿題は、「やらされる学び」、勉強は「自ら進んで行う学び」と言えるでしょう。
■ ご家庭でできる教育の役割は、この「自ら学ぶ姿勢」を育てることにあります。読書は語彙力や思考力を高めるだけでなく、問題解決能力を鍛える機会にもなります。親子で本を読み感想を語り合うことで学びが深まり、日常生活で「なぜだろう?」と問いかける習慣を育てることも探求心を伸ばす教育です。
■ 当施設では家庭や学校の後方支援として大きな役割を果たします。ここでは「やってみたい」「できた!」という気持ちを大切にし、子どもが達成感を味わえるよう支援します。宿題のサポートも、ただ終わらせるのではなく理解や工夫を喜び合うことを重視します。こうした経験は自己肯定感を育み、次の学びへの意欲につながります。家庭・学校・地域が連携し、子どもが「学ぶって面白い」と感じられる環境を整えることこそ、未来の学びを支える基盤となるのです。







