■ 小学校の宿題は、漢字の書取りや計算ドリルが中心で漢字や計算の反復練習を通じて学力を定着させることが主な目的でした。しかし、最近はその形態が変化しつつあります。背景には、学習の個別化や児童の自主性を重視する教育方針があります。
■ 書き取りやドリルの宿題が減少する理由としてはいくつかあります。
①学習の個別化
一律の宿題ではなく、児童の習熟度や興味に応じた学習を重視する傾向が見られます。
②教師の負担軽減
添削作業の負担を減らし、授業準備や児童との対話の時間を確保するため、宿題の見直しが行われています。
③学習意欲の向上
書取りの宿題は単調になりやすいため、児童の興味を引き出す形へと変化しています。
■ 書取りの代わりに導入されている学習方法として探究型の学習が増えています。
①読書感想文や要約
ただ感想を書くのではなく、物語の重要な部分を考え、整理する力を養う宿題が増加しています。
②探究型の課題
興味のあるテーマについて調査し、まとめる課題が増えています。例えば、「地域の歴史」や「環境問題」に関する研究などがあります。
③デジタル学習
タブレットを活用し、漢字や計算の練習をオンラインで行うスタイルが広がりつつあります。
■ 宿題を廃止にしている学校もありますが、「毎日宿題がある」と答えた児童が83.8
%という調査結果があり、完全な廃止ではなく宿題の質を向上させる動きが広がっていることがわかります。今後、「自主学習型の宿題」がどの程度浸透していくのか、さらなる変化が注目されます。







